上手なプレゼンに潜む罠

プレゼンを聞いた後に、
すっげーわかりやすかった!!

となると気分がいいです。


発表者が上手いだけなんですが、

理解できたことに対して
誇らしい気持ちになります 笑



ただ、上手なプレゼンや説明には
罠が潜んでいます。


罠というと、大げさかもしれませんが、

スッキリ理解できた!

と思ってる状態の
本当の意味を知っておかないと
まずいこともあります。



まず、
プレゼンや説明が上手いっていうのは、
どういうことかというと、


聞き手が理解できる程度の、
適切な抽象度で
話をまとめられている

ということを意味しています。




オーディエンスのレベルと
与えられた時間から、

どの抽象度で話すかを
適切に決めているわけです。



だから、プレゼン巧者には
何を説明させても、
なんだか理解できた感覚を得られるのです。


この能力は非常に重要で、
訓練すべきものですが、
その話は今日は置いときます。



気をつけなくてはいけないのは、
めっちゃ理解できた!と
感じるときほど、

実は煩雑なディティールが削ぎ落とされてる
可能性が高いということを
知っておくことです。



なんの話にしたって絶対に、
説明しづらい
入り組んだ論理構造の詳細が
部分的には含まれているものです。


そういうのを上手いこと
話さないようにして、

大きな論理の繋がりだけを
ちゃんと繋げて話すのが、
説明の上手い人です。



わかりづらい説明は、
理解しづらい細部を
話してしまってたりする場合が
多いです。
(もしくは話す順番がおかしい)


それはそれで問題ですが、
それも今回は置いといて。




上手い説明を聞いた後に、
あー、よくわかった、
よかったよかったー!

で、終わるとまずい時も
あるよ、
という話でした。


もちろん、それでいい場合も
あります。

特に複雑な内容の話じゃない場合、
普通にわかりやすく
説明しきってる場合もあるので。



勉強系は特に注意が必要かなーと
思います。


予備校講師の話ってすごい
わかりやすいですけど、

完璧にわかった!!

とか思って、
後日完全に何も覚えてない
ってパターン僕はむかし
結構ありました 笑

わかった気になって、
考えるのをやめると
こういうことになります。


説明はわかりやすいにこしたことは
ないですが、

聞き手はわかりやすさに満足して、
すべて理解したと思っては
いけないということです。



では、今日はこの辺で。




0コメント

  • 1000 / 1000