鶏口牛後のススメ
鶏口となるとも牛後となることなかれ
という言葉がありますよね。
牛のお尻になるより、鶏のくちばしになれ
ということを言っていて、
分かりやすくいうと、
一軍の補欠より、二軍のトッププレーヤー
になれよという話です。
小学校でこれを習ったとき、
なんで?
って思ったし、
補欠でも一軍にいたほうが
すごい人を間近に見られるから
いいんじゃね?
と思ってた時もあります。
でも、今は牛後より鶏口だな〜
と思います。
それは、
牛後であるよりも、
鶏口である方が、
自己肯定感を損なわないからです。
集団の中の牛後でいると、
いくらその集団に優秀な
人が多くても、
自分は下位の存在だと
認識し続けることになるわけで、
それはセルフイメージに
もろ影響してきます。
逆に、鶏口であれば、
トッププレイヤーとして活躍できる
わけですから、
自信がどんどんついて、
セルフイメージはうなぎのぼりです。
すごい人たちの中にいたほうがよくね?
というのも一理あります。
しかし、状況によります。
少数精鋭の中での牛後なら
もしかしたらいいかもしれませんし、
マンツーマンの師弟関係だったら、
鶏口牛後は当てはまらないでしょう。
やはり集団というのがポイントで、
他の同格な(だけど自分よりちょっと上の)
存在の多くに負けてしまってる
という自覚を持たされるのが問題です。
全員自分より圧倒的にすごい人たちの中に
放り込まれるのは、
好影響の方がでかいでしょう。
その場合は周りに劣っていても
劣等感すら感じられないですから。
同じくらいのレベルのやつが
大勢いる中の
低い立ち位置というのがまずいわけです。
会社とか学校というのは
そうなりがちだと思うので、
気をつけた方がいいと思います。
すでにそういう組織の内部にいる場合は、
その中での現状の位置づけなんて
くそどーでもいい、と
思っておくことです。
次に入る組織は、
自分が中位〜できれば上位に入れるような
集団に入ってみることをおすすめします。
偏差値の高い高校の下位学生に、
偏差値の低い高校の上位学生が
ぶっちぎりで勝ったりするのも
この理屈が関係してるでしょう。
もちろんあまりにレベル差があれば
話は変わるでしょうが。
では、今回はこの辺で。
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