高い感覚を得て成長するには
普通の人が感じられないような
微差に気づく感性を持つことが、
成長を促します。
プロのスポーツ選手であれば、
一流の人ほどフォームや
試合展開等に繊細な感覚を
持っているでしょう。
感性、感覚というのは抽象的な言葉ですが、
これの正体は視点の集合体です。
視点というのは物を見る切り口であり、
大きなものから小さなものまであります。
例えばサッカーやバスケの局面において、
アウトナンバー(数的有利)を作る、
という考え方があります。
これは有利な状況を、
プレイヤーの人数という視点で
捉えているわけです。
他にも例えば、
スピードのついた状態で
ゴール前に入るのと、
ゴール手前でスピードを殺されるのとでは、
決定率が変わるという見方をしたりします。
同じ局面でもスピードや勢いという
視点を考慮してるわけです。
試合展開のみならず、
例えば野球やゴルフの
スイングのフォームに言及するにしても
フォロースルーという概念や、
ボールをよくみろ!という目線的な視点、
脱力しろ!という筋肉の緊張的な視点、
など色々あるわけです。
これらが一つ一つの視点であり、
これが集まることで感覚になります。
例えば適当な例を出せば、
ボールをよく見て、体の力を抜いて、
フォロースルーまで丁寧に、
という視点の集合体が、
自然体!みたいな感覚として
表現されることもあるかもしれません。
多くの視点が集まるほど、
言葉で説明しきることが
難しくなるので、
より抽象化されたシンプルな
言い回しによって表される
ことになります。
これが視点と感覚の
基本的な関係性です。
では、どうすれば高い感覚を身につけて
成長することができるか?
といえば、
自分よりもステージの高い人の
視点を集める
ということになるでしょう。
これを達成するために1番簡単なのは、
実際にそういう人と一緒に
いることです。
その人が何を見たときに何を感じて、
何を大事にしていて、
何に注意を払っているのか。
そういう
視点の集合 = 感覚
が1番入ってきやすいのです。
そんな人と一緒にいる機会がない、
という場合でも、
文章や音声や動画を注意深く
見聞きすることで
感覚を得ることはできます。
また、自分で視点を増やす
訓練をすることも重要です。
例えば仕事において、
いつも気にしない要素を気にしてみる。
逆に気にしてる要素を無視してみる。
という感じです。
視点が増えて感覚化することこそが、
成長です。
ぜひ意識してみて欲しいです。
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