生き方の学び方
勉強とひとくくりに
できますが、
個別具体の専門分野の勉強と、
生き方、人生、マインドセット
を学ぶような勉強は
少しやり方を変えるべきです。
専門分野の勉強は、
実践的なスキルの習得と、
それに伴う知識の習得が
必要になりますが、
知識の割合が多いのが特徴
だと思います。
最低限知ってなくてはいけない
専門知識、用語等が
それなりの数あります。
これが生き方の勉強となると、
もっと実践的で、感覚的なものに
なります。
例えば、わかりやすい例として
「悟り」というものを考えます。
悟りの境地にたどり着くために
必要なのは、
知識の習得ではありません。
こういう状態が悟りですよ、
と言われて、
それを丸暗記したとしても
意味がありません。
知識や言葉としての理解に
大きな価値はありません。
「ああ、これが悟りか」
となるまで、
その感覚はわからないはずです。
もちろん、悟った人の言葉は、
ヒントにはなるはずです。
しかし、それを読んで
「なるほどな〜、覚えたぞ」
とか言ってても意味ないのです。
マインドセット的なものは、
その他の学問の勉強とは
順序が逆です。
学問を習得する際には、
きちんと定義された用語、
整理された概念の体系を
順番に学んでいき、
ブロックを積み上げるようにして
知識、スキルを
順番に習得していきます。
しかし、マインドセットの場合、
最初に誰かが、
「ああ、これが悟りか」
とかなったあとに、
それを頑張って言葉で
説明したものを
なんとなく手がかりにしながら
自分もその感覚を感じるために
試行錯誤していく、
というような話になります。
たくさんのマインドセットを
知識としてぶち込むよりは、
ピンときたマインドセットを、
丁寧に咀嚼していくという作業が
有効になるはずです。
だから、例えば
自己啓発系の本を読むときは、
お!と思う箇所がきたら、
そこで読むのをやめて
その言葉を体感覚として
理解できるように
吟味していく、
という
やり方がいいのではないかと
思います。
今日はこのへんで。
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