インプットと実戦練習の違い

僕がこれまで何度も強調してきたのは、

暗記の重要性です。

丸暗記、というとニュアンスがちょっと

違いますが、

すでに解答が目の前にあるものに対しては、

そのパターンを理解して、

覚えてしまうということを

推奨しているわけです。

ウンウン唸って考えるというのは

なかなかにエネルギーを使います。

スパッと答えを見て、

ちゃんと腑に落とす。

その上で覚えるのであれば、

暗記の効果は絶大なものだと思います。

考える力が養われないのでは？

という指摘もあると思いますが、

これについては、

考えるタイミングはもっと後でしょ

というのが僕の考えです。

土台もないのに唸っていても

エネルギー効率が悪いだけです。

まずは先人たちがすでに編み出している

パターンを理解できるだけ

理解してしまって、

さらにそれを覚えることで

使える状態にしておく。

その上で、実戦練習をすればいいと

思うのです。

試験であれば、模試が実戦練習に

なります。

ここではストックされたパターンを使って

いかに問題を解くか？ということに

なります。

ここで考える力、実戦力は

養われるわけですから、

インプットの段階で無駄に力む必要は

ないでしょう。

ペーパー試験のためではない勉強であっても、

実戦の機会が現実で必ずあるはずです。

そして、その際に考える力を

思いっきり養えばいいと思うのです。

ちゃんと

鍛える能力と、そのタイミングが

違うんだという意識を持つべきです。

そうすればもっとエネルギーロスを少なく、

深く学んでいくことができるはずです。

では今回はこのへんで。